ビッグアップルクリエーターズ　ウェブログ

場所は１４丁目にあるユニオンスクエアの広場。
何気なく歩いているとあたり一面が綿だらけ？？

修学旅行のような枕投げをやっている人達。
PILLOW FIGHTと呼ばれるイベント。
（今年で２回目らしい....？）







枕投げを見て何を考えますか？



KDA

ba-creators.com

このニューヨーク街に幾つかお薦めの場所が在ります。

その数ある有名建築建造物の中でも群を抜いて、その強力な設計者達の意思哲学が
感じられるのは、ブルックリン橋だと思うのです。

この橋の為に命を賭けた壮絶な家族物語を紹介したいと思います。



時は１８８３年。

日本は明治１６年、板垣退助が自由民権運動していた時代。

ブルックリン橋の開通式が行われた。
この開通式で一番最初に渡ったのが、大統領のチェスターアーサーだった。
橋を渡り終えて早々に、彼が向かった先はある病院の一室である。

この日をひっそりと祝っている夫婦がいた。
ワシントンローブリングと妻のエミリーであった。
実質的にこの橋の完成させたのはこの夫婦が
いたからこそ出来た偉業である。

大統領は取り巻きを引き連れ、
そのまま歓喜に沸く市民たちをも引き連れて、
全くのサプライズでこのワシントンとエミリーのいる、
病室を訪問する事が目的であった。

それを知らされていなかったワシントンとエミリー。
俄に騒がしくなった、建物の周りをエミリーは窓越しに目をやると、
見たこと無いような人々の波が押し寄せてきた。

それをひと事のように外を眺めていると、
だんだん建物の中まで騒がしくなり、
その一行はやがて自分達の部屋が目的だった事に、
入ってきた来訪者を見てその時、気づくのだった。

第２１代大統領チェスターアーサーが目の前に現れた。

ワシントン達はそれに驚き、さらに大統領直々の
労いの言葉と握手により、それに感動し泣きじゃくった。
すべてが報われた事をあらためて実感したにちがいない。

この橋を創るにあたって重要な人物は
ワシントンの父　ジョン　オーガスタス　ローブリング　である。
この橋の革新的ポイントは、ワイヤーロープを使用した事にある。

ジョンはドイツのベルリン大学で理工土木を学び、
就職した後も新大陸アメリカに憧れた。
そして自分の才能に賭けて、祖国ドイツを後に
この地に移民としてやってくる。

そして手始めに運河の建設に携わる。
後にその運河でインクラインが運用された。
(運河で船を低地から高地へロープでひっぱること)

それに使用されていたのが、麻布のロープ。そのロープが摩擦で切れ、
船が転覆する大惨事を目の当たりにしてしまう。

「麻布に替わるものがないだろうか？」が、始まりとなり、
針金を捩って作るワイヤーロープを考案する。




普通ならその発明で、十分に名を残す人になるのだが、
ジョンは、もっと大きな夢があった。
そのワイヤーロープを使って吊り橋が出来ないかと考えたのである。

自分の携わる運河で早速ワイヤーロープを用いた吊り橋を造ってみる。
格段に頑丈な橋が出来た。さらに幾つかの吊り橋を建設する。

そして、そのワイヤーの性能とジョンの設計者としての名が、
世の中に認められていく。



時は、南北戦争が１８６５年に北軍の勝利とともに
終結した年のニューヨーク。

移民人口の増加により、ブルックリンとマンハッタンの
人の往来と物資の増加により、
俄に橋を造る議論がされていた。

ある冬にイーストリバーが凍ってしまい、
渡し船の往来がが出来なくなったのを機に、
州議会で橋建設計画案が可決される。

架設公社が作られると供にに、
建設指揮に抜擢されたのが、ジョンであった。

１８６７年にはマスタープランのデザインが決まる。
１８６９年から測量が始められ、事が着々と進んで行く中、

ジョンの乗った船の材木が崩れ、
足を潰してしまう大けがに見舞われる。
それがもとで破傷風にかかり、
一ヶ月後に彼はあっけなく亡くなってしまう。

その後を次ぐのが息子のワシントンである。
ワシントンもまた才能ある人物で、父の厳格な教育のもと育っていく。

ワシントンが青年になったある時、
南北戦争でこの国の行く末を憂慮している父の姿に
彼は何かを感じていたのかもしれない。

そんな父から「お前はこの家に少しなじみすぎてはいないか」の一言で
翌日ワシントンは、北軍に従軍していくのだった。


そして志願兵から始まり、戦争末期には中佐まで上り詰めてしまう。
十分に軍人として生涯暮らしていけるまでになるのだが、

息子が新生アメリカに十分奉公した事、
強靭なまでの精神力を磨いた息子を見て、
これ以上戦争に関わり息子の命までは
奪われる訳にはいかない、親心が、
彼に新たな人生の始まりをもたらすのであった。

退役後、そのまま父の仕事の為にヨーロッパの吊り橋を視察して回る。
帰国後ブルックリン橋の建設に携わる父のチーフエンジニアになるのであった。

その基礎工事さえも見る前に父ジョンは亡くなり、
後任をワシントンの主導でこの橋を建設に取りかかる。

予想外に川底から岩盤までが深い事で工期が日に日に遅れていく、
そしてまだその当時ケーソン病（潜水病）の
病理さえも解らなかった時代。

無理を押して、川底の掘削に立ち会う。
そして彼自身もケーソン病に冒され、
話す事も歩く事が不自由になってしまう。


そしていよいよ、この建設自体も危ぶまれる状況に陥るも、
妻エミリーはそうさせなかった。

彼女は、北軍ウォーレン将軍の妹で、
誉れ高い厳格な家庭に育ち、その当時として女性で珍しく
ニューヨーク大学の法学部を卒業した才女であった。

結婚した後ワシントンから理工土木を学び、そのおかげで
ワシントンが現場に立てずとも、彼に成り代わり、
彼女が現場を指揮していくのであった。

この一家の橋の建設に賭ける執念が、工期１３年を経て、
ブルックリン橋として竣工する。

「 New York and Brooklyn Bridge」が当初の名前だった。
がブルックリン市がニューヨーク市に統合された事で、
１９１５年に正式名称が「Brooklyn Bridge」となる。

勿論できた当時は１８２５メーターの世界で最長の吊り橋であった。
今でも現存するワイヤーロープを使った橋では世界最古である。



設計にあたったジョンが子供の頃に描いた空想の吊り橋は、
ブルックリン橋とそっくりだったそうである。

その彼の生まれ故郷ドイツの影響が、
ゴシック様式の見事な二本のタワーを作り出した事と、
自らの経験が作り出したワイヤーロープが、
相まって出来上がったこの吊り橋は必然の産物で
ある事も理解できるのである。

そして実際に渡った時に、橋としての機能だけでなく、
アートとしての見て体感できる、人間の為のものだというのが分るはずである。

更に渡りきった時に、何とも言えない、気持ちいい開放感に満たされるであろう。



そんなブルックリン橋が一番のお勧めで、
ぜひ体感していただきたいと思うのであります。


Tsuyoshi

Toppageへ戻る
ツアーガイド澤田がナビゲートするニューヨークの情熱メインページ

今年で１００周年を迎えるニューヨーク タイムススクエアにてカウントダウンを迎えよう！

世界の交差点といわれる"タイムススクエア"７番街とブロードウェイが交差する
４２ストリート～４７ストリート界隈。世界中の観光客が集まり
ブロードウェイミュージカルの劇場もこのあたりに集中しています。



カウントダウンの際にニューイヤーズボールと呼ばれるボールが４３丁目に位置する
"ワンタイムススクエアビルディング"の最上部より11:59pmから下りてきます。

右側のビル（ワンタイムススクエアビル）はかつて
日清カップヌードルの広告があった事でも有名です。
現在,ビル最上層部に東芝が広告(LED:発光ダイオード）を掲載しています。


ニューヨークでも”エコ”ブーム？とても良いことですね。


タイムススクエアのカウントダウン情報

※交通規制が１６：００～から始まります。１８：００以降になると
車両は通行禁止、早く来た順に区切られた各ブロックが埋まっていけば
北へ北へと追いやられていきます。



※トイレもありません。（一部を除く）

※バッグパックなども持込み禁止です。

※アルコール、シャンペンで乾杯！などはもちろん禁止です。

※入場チケット必要なし、いい場所を確保するのは早いもの勝ち。

※カウントダウン終了後すぐに掃除が始まり、追い出されるように退散します。

※警察もたくさんいますので、近辺のホテルは徒歩で帰っても治安はほぼ問題なし。
地下鉄、バスは２４時間運行

※周辺ホテルへ滞在予定の方は必ずルームキーを忘れずに！
ホテルに戻れないということも.....。

以上のことを踏まえて、早い時間からタイムススクエアに行かないと、
いい位置を確保するにはかなり難しいですがその間特設ステージなどで
いろんなイベントも行ってます。問題はトイレと寒さに耐えるということだけです。
防寒だけは忘れずに！！

皆様よいお年をお迎え下さい！！

お客さまのご都合によりブロードウェイミュージカル
（ライオンキング、リトルマーメイド）をご観劇できなくなったので
チケット転売のお手伝いをしたいと思います。

どなたか興味がある方はご連絡くださいませ。

ミュージカル演目、公演スケジュールは以下より↓

12/14（金） LION KING ライオンキング 夜の部　20:00～
オーケストラ席　１枚


12/15（土）LITTLE MERMAID リトルマーメイド 夜の部 20:00～
中メザニン席　１枚


12/18（火）LITTLE MERMAID リトルマーメイド 夜の部 20:00～
フロントメザニン席 ３枚　連席


1/3 （木）LION KING ライオンキング 夜の部　20:00～


ライオンキング、リトルマーメイドは今月はほぼソールドアウトの演目ですので、
この機会に是非という方はコチラから！！ 早いもの勝ちです！

トップページへ